FX初心者?ウホッホホ。どんどん益が出る。オレッて天才?
思い起こすと2005年の秋は、
夏に底を打ったドルの華麗な上昇トレンドでした。
言葉を変えると円が長期にわたって売られ続けたシーズンでした。
こういうトレンドの期間に、
プラススワップの取引(つまり円を売る)をしていれば、
サルでもFX初心者でも益が出ます。
FX初心者にとっては非常に楽なシーズンでした。
逆にいうと、それ以前のドル安基調の中で
取引をしてきた準FX初心者にとっては
辛いシーズンだったはずです(FX中級者以上なら柔軟に対応できたはず)。
「円=強い」というイメージがなかなか体から抜けきらない。
こんな相場はおかしい‥と円を買い、ドルを売り、
でもチャートは相変わらず右肩上り。そんな雰囲気でした。
ガッポガッポと益が出ましたね。
最初の月には対原資でザッと20%増。
次の月も15%程度の増。その次の月も二桁の増。
11月の末には原資倍増も視野に入ってきました。
といって、特にレバレッジを高くしたり、
ギャンブルのようなトレードをしたわけではありません。
どちらかというと堅実。
安くなったなという時に、
原資の1〜2割を投入して買い持ち。
下がったらしばらくガマンし、
50銭とか1円とか上がったら売る。
たまには1円50銭くらいの幅で益を出せたこともあります。
FX初心者のわたしは真剣に考えました。
4〜5カ月で倍増できるのなら、1年で7〜8倍の計算になる。
2年たったら60倍?
すごい‥。税金対策を考える必要があるな。
FXはまだ税務署に正しく認知されていないようで
益は雑所得扱いになり、かなり税率が高い。
いっそのこと法人化という方法もある。会社設立の入門書を買ってこようか。
一気にFX初心者卒業?
こういう上げトレンドのときは、
たとえば米国にとってマイナスの経済指標が発表されても、ドルは下げません。
指標がまずまずの内容ならドルが上がります。
けっこう内容が良ければドルが爆上げになります。
客観的に見ると不公平ですが、でも公平だろうが不公平だろうが関係なし。
女子社員のお尻をポンと叩いても、人気の課長なら喜んでもらえます。
嫌われてる課長ならセクハラになります。
ずいぶん不公平ですが、根本は女子社員に人気があるかどうかであって、
公正なんて誰も関心ないわけです。
という具合で2005年12月初旬までは怒濤のドル上昇。
FX初心者トレーダーにとって最高の流れだったのですが‥‥。
破局はすぐそこに迫っていた。一寸先は闇。
●今日の一言
・あちこちのサイトで「ドル円をショートしたけど失敗‥」という類の書き込みを読むたびに、
なんて変な人たちだろうと不思議でした。ドル=買うべきもの、という固定観念。
●重要ポイント
・誰でもどこでも、何を読んでも「ドルは上がるぞ」という風潮になったら、危険信号です。
みんなが一斉に走り始めたら、真剣に退路を考えておく必要がある。
特に新聞やテレビまで煽り始めたらかなり危険。「もうはまだ、まだはもう」。金言です。
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